こんにちは、浜松診療所経営サポートセンターの西本です。 

 近年、歯科診療所はコンビニエンスストアの数を上回るペースで増える一方で、8020運動などの予防活動が実を結び、若年層を中心に虫歯の本数は大幅に減ってきています。
 そんな中で、歯科診療所は「痛くなったら治す場所」ではなく「痛くなる前に予防する場所」である認識を患者様に、お伝えする必要があります。「痛くなってから」では治療のために削る範囲が広くなるため、自然の歯を失ってしまうことになります。患者様の健康な自身の歯を長く維持するためにも、予防の重要性・定期健診の必要性を丁寧に説明し、患者様の意識の中に植え付けなければなりません。
 とは言っても歯の治療が完了し自己管理に入った患者様は、歯の痛みも違和感もなければ、歯科健診を忘れてしまう方も多いです。そこで、リコール葉書を送り定期健診の受診予約を促すことが重要になってきます。
 また患者様のキャンセルへの対応も重要です。一人の患者様の予約の為に30分の枠を確保していても、直前のキャンセルが出てしまうと、空白の無駄な時間が生じてしまいます。
 そこで、やむを得ない事情でのキャンセルでも、分かった段階での早めの連絡をもらえるように初診の段階でお願いしておくことや、無断キャンセルが出た患者に関しては、事前連絡の念押しをすることと、事前メールを入れることで、リマインドすることも検討する必要があります。
 ネット上での予約システムの導入にはコストもかかるため、自院の診療状況に応じて対応を検討してみてください。

 分からないことや不明点があれば、浜松診療所経営サポートセンターへご連絡ください。